1.船津
マキさん初めまして。開咬(オープンバイト)には色々な分類の仕方が有りますが、形態異常の及ぶ範囲による分類では、1.歯槽性の開咬、2.骨格性の開咬、3.歯槽性開咬から骨格性開咬への移行型の開咬に分けられます。歯槽性の開咬は開咬の範囲が歯及び歯槽骨(歯が植わっている骨)の範囲で、指しゃぶりや、おしゃぶりの常用、舌・口唇機能異常に起因することが多く、乳幼児期によく見られます。
骨格性開咬は開咬に関する形態異常が、下顎骨、上顎骨、或いは頭蓋底にまで及ぶものをいいます。成長期における態癖(睡眠態癖、舌癖、頬杖、口呼吸、等)等が危険因子として考えられております。通常矯正歯科では、患者様の歯型、頭部のレントゲン、顔面及び歯の写真等をコンピューターにかけて、詳しい計測、分析、診断を行います。その結果患者様の歯列不正や、不正咬合が歯槽性或いは移行型、更には骨格性、であるという事が初めて言及出来ます。
おそらくマキさんの担当医の先生も同じ様な検査、分析、診断を行っていると思われます。親知らずを抜歯後開咬になったとの事ですが、不正な位置の親知らずを抜歯すれば、今まで親知らずでロックされていた下顎骨が、ロックが外れた為に後方に行き易くなり、結果として下顎後方位による開咬が生じることはあります。担当医の先生のご説明に納得がいかないようであれば、別な矯正歯科でセカンドオピニオンを受ける事も選択肢の1つです。
2.マキ
船津先生、分かりやすいお返事ありがとうございました。実を言いますと、矯正を迷っています。私の場合、小臼歯も抜歯してヘッドギアで奥歯も移動しなくてはならないようです。ヘッドギアをしてまで…と思ってしまうのが正直な気持ちです。骨格性だからそれしか方法はないのだと思うのですが。外科矯正はやりたくありませんし。
例えば、補綴、ブリッジや何かで治療出来るものなのでしょうか?骨格性開口であっても。
セットアップモデルを見せてもらいましたが、何か所か歯間にスペースが空いてしまうようです。そこは矯正後に補綴なりインプラントなりで埋めないといけないのですが、どうせブリッジなりで削るならば、最初からブリッジで審美歯科的に治療出来るものなのだろうか、とか考えたりしているのですが。